08.11 奈良にあるいにしえのピラミッド「頭塔」
奈良出張の空き時間に、またしても忙中閑。
奈良時代に建てられた謎の階段状ピラミッドが、日本にも存在しているのをご存じだろうか?
このピラミッド、「頭塔」(ずとう)と呼ばれている。
間近に見るには、近所で管理をなさっている仲村表具店さんにお願いして、鍵を開けていただかなくてはならない。出張の合間に何もそんな面倒なお願いまでしなくても、という人はアナリストに向かない。
早速お願いして鍵を開けてもらい、中に入った。(実はここを訪れるのは今回二度目である。今回は写真を撮りたいと思ってきた。) 階段状ピラミッドの至る所に、瓦葺きの小さなひさしが付いていて、ひさしの下には、かわいい石仏が数体づつ掘ってある。
この「頭塔」、何のために作られたのか、未だにはっきりしないらしい。
疫病か何かの供養塔の目的で建てられたということらしいが、遣唐使として優れた学問を持ち帰りながら政争に敗れ、太宰府で悲運の死を遂げた僧、玄ぼうの首が、恨みを晴らすため飛んでこの地に落ちたのを供養したというおどろおどろしい風説もある。
外側の塔の中に、もうひとつ別の塔が埋められていることが確認されているということらしく、さらに謎は深まる。
奈良というと、東大寺、法隆寺、薬師寺、唐招提寺etc.と見所も多いが、そうしたメジャーな観光スポットもいいけれど、たまには、こうしたミステリアスなスポットを訪れてみるのはいかが?
(「頭塔」の場所は、東大寺の南、新薬師寺の西側、比較的近く。)




